子供の教育

親子で国内短期留学したいと思っていたら小学生、中学生の離島留学制度を見つけた。

子供が小学生のうちは、受験のことをまだあまり考えなくてもいいので
引っ越しも比較的しやすいです。

私はいろいろなことを経験してみたい性格なので
子供たちが小学生のうちに、少しだけ違う県で暮らすとかが
できたらいいのにな〜とぼんやりと思っていたら、
「離島留学」という制度があるということを知り、調べてみました。

 

 

 

目次

 

国土交通省も後押ししている「離島留学」とは?

 

離島留学は新聞の広告で知りました。

国土交通省によると、離島留学は

島外から小中学生を呼び込むことによって離島の活性化を図り、
離島の文化・伝統を継承して離島を活性化していくことが目的のようです。

 

離島留学を実施離島の一覧。屋久島、壱岐島、答志島、八丈島など。

 

離島留学を実施している島は以下の図のようになります。

出典:国土交通省 プレスリリース

 

北海道からありますが、こうして見ると九州が多いです。

東北はなくて関東は神津島と八丈島、中部は三重県答志島、
関西はなくて中国・四国にも何カ所かあります。

県でいうと鹿児島県が圧倒的に多いです。

詳細はこちらのページをご覧ください。

 



 

里親型、親子型、孫型留学とそれぞれの費用。

 

離島留学はだいたい3種類があります。

子供だけを里親のもとから留学させる里親型、
親子で移住する親子型、
離島に住む祖父母宅から通う孫型です。

また、中学生からは合宿所や寮から通う場合もあるそうです。

 

気になる費用ですが、離島の自治体がいくらか補助してくれる場合が多いようです。

たとえば屋久島の場合ですと以下のようになります。

 

里親留学、孫留学 実親は里親、祖父母に対して7万円を支払うが
町が3万円を負担するので実質負担費用は4万円。
(学費、給食費などの生活費は実親負担。)

親子留学は町から一人当たり月額3万円の補助が出ます。
(第2子以降は一人当たり月額1万円の補助となります。)

屋久島町山海留学Q&Aより)

 

ほかの離島留学もだいたいこのような感じのようです。

 

 

離島留学のメリット、デメリット。

 

離島留学のメリット。

 

離島留学のメリットは、

生きる力がつく。

ということではないかと思っています。

 

我が家はアウトドア好きでキャンプなどもよく行きますが、
自然と触れる経験をいかにたくさんしたかが
子供自身の生きる力につながると思っています。

ですが・・・。

最近の小学生はとっても忙しいですし、
茨城では、冬は4時半を過ぎるともう真っ暗。

最近の事情もあり、子供たちだけで外で自由に遊べる機会は少ないです。

 

ですが、離島留学では毎日小学校で友達と外遊びの日々というのを見て、
こういう放課後が過ごせるのは本当にうらやましいなと思いました。

都会だとどうしても遊びも親主体になってしまいますので・・。
(安全面からしょうがないですが。)

 

 

また、子供が育つ上で「多様性を受け入れること」
「周りの人と自分との違いを自覚すること」も大事だと思っています。

同じ地域で住んでいるとどうしても異文化との関わりが少なくなってしまいますが、
同じ日本でも地域によって文化や常識や考え方は違うということを知っておくことは大事です。

人とのトラブルは「相手も自分と同じような考えをするだろう」という
前提から起きるものが多いからです。

人と接するときは違いを受け入れること前提ですすめたほうが
うまくいく場合が多いです。

なので、離島で1年間暮らしてみるというのは
とてもいいことなのではないかなと思います。

 

また、将来も、
「1年間離島で暮らした」という経験は
どこでも生きていける自信になると思います。



 

離島暮らしのデメリット。

 

まずは、家族がバラバラになってしまう可能性が大きいことが
デメリットだと思います。

里親留学、孫留学はもちろん、親子留学だとしても
1年間限定の仕事が都合良く見つかるということは難しいので、
親のどちらかは地元に残る場合が多いと思います。

そしたらどの留学方法を選んだとしても、1年間は家族がバラバラになってしまいます。

もちろん自立心旺盛なお子さんなら大丈夫ですが、
子供の性格によってはこのデメリットがかなり大きく出てしまう場合もあります。

 

ですが、逆にこの経験でぐっと自立心が芽生える
お子さんもいるかもしれません。

 

どちらにしても、子供の性格をしっかりと見ることが大事です。

 

夏休みに説明会や体験留学があるところが多いです。

 

1年間の期間で行うことが多い離島留学ですが、
突然行って合わなかったら大変なので、
夏休みの間に体験留学や説明会があることが多いです。

親子留学にしても里親留学にしても
留学予定の離島がどのようなところか見ておくのはとっても大事です。

離島留学希望者向けの体験留学・説明会一覧は
こちらに載っています。

ぜひ見て確認してみてください。

 

 

番外編。沖縄の久米島の離島留学。

 

これまでは小中学生の離島留学を書いてきましたが、
久米島の高校留学というのも気になったので書いておきますね。

 

期間は3年間。寮型、里親型、親子移住型があります。

 

小中学生の離島留学は1年が多かったですが、
こちらは3年間です。

久米島の高校に進学するという感じですね。

 

寮型の費用など。

寮型だと、平成28年にオープンした「じんぶん館」という寮に
入ります。

寮費は月24000円、食費が月18000円、入寮費が初回のみ
10000円かかります。

 

里親型の費用など。

里親型だと費用が月7万円かかりますが、
町から月20000円の補助があるので
実質負担は月50000円になります。



 

町経営による塾や、費用の9割を町が負担するハワイ留学があります。

 

高校で離島だと学習環境が心配ですが、
学校の定期テスト対策から難関大学進学対策まで
生徒個人個人のレベルに合わせた塾を
町が経営しています。

 

また、毎年8月には選抜で選ばれた3名が姉妹都市のハワイに
交換留学生として派遣されます。

なんと費用の9割を町が負担してくれるそうです。

 

久米島は海もとってもきれいですし、
こちらも魅力的ですね。

 

 

 

以上、離島留学についてでした。

小さいや若い頃の経験はプライスレス。

子供たちには可能な限り少しでもたくさんの経験をさせてあげたいと思っています。

読んでいただいてありがとうございました。