昔から和装に憧れていたものの、普段から浴衣はおろか
成人式の振り袖も実は着ていません。
(家からお金を出してもらえなかった&成人式に興味がなかったetc。)
ですが、着物が着られるようになりたいなとずっと思っていました。
ネットのお友達から無地の正絹の着物を1000円で譲ってもらっていたのですが、
なにしろ何が必要かもわからない。
どんな帯を合わせたらいいのかもわからない。
せっかく譲ってもらったものの、何年も着られない状態が続いていました。
そこに転機が訪れました。
仲良くなった幼稚園のママ友さんが
着物を着られる人だったのです。
ラッキー!と思って、さっそく着物が着られるようになりたいと相談。
近くの古着屋さんに一緒に行ってもらって、着物に合う帯と
私に合う長襦袢を選んでもらいました。
着付けに必要な小物も教えてくれて、
余っているからと小物もいろいろくれて、
着方も教えてくれました。
そして、練習を始めてから半年後の子供の卒園式には
1人で着られるようになっていました〜。
今では着物も増えて、素敵な着物ライフを楽しんでいます。
その経験がどなたかのお役に立てると思うので記事を書いていきますね。
目次
- 着付け教室に行かなくても着物は着られるようになる。
- 着物友達が最強な理由。着物に対するハードルが下がる。
- 着物や小物はどこで買うのがおすすめ?
- 着物を着るには何が必要?予算は?
- 自分で着物を着る方法。必要なのは「思い込み」。
- できれば普段着も着物にしたい。
- 知識がないと着物が着られない???
着付け教室に行かなくても着物は着られるようになる。
着物を着たいけど着られないという人は
次のような思い込みがあると思います。
「着付けは着付け教室に行かないと着られるようにならない」
これは、そんなことありません!
私は着付け教室には行かなかったですが、1人で着られるようになりました。
友達に教えてもらいましたが、基本的には着付けの本があれば十分です。
あと、今だとYouTubeもありますし。
着付け教室だと覚えないといけないことが多そうだし、
自分のペースですすめられないし、
難しそうだなと思ってしまいます・・・・・。
(もちろん着付け教室に行かれる方を否定しているわけではありません。)
着物友達が最強な理由。着物に対するハードルが下がる。
着物友達がいると、最強です。
いくつかの理由があります。
①着物に対するハードルが下がる。
人は周りの人の当たり前を自分の当たり前だと思うようになります。
周りに普通に着物が着られる人がいると、
絶対に自分も着られるようになるはずと思います。
②おかしかったら教えてもらえる。アドバイスももらえる。
着物っていろいろ決まり事が多そうですが、友達なら気軽に聞けます。
着物ルールは時代とともに変化しますが、
今まさに着ている友達なら情報もアップデートされているはずです。
帯の合わせ方とかも教えてもらえます。
③一緒におでかけできる。
一緒に着物でおでかけできます。
初心者だと1人でのおでかけは勇気がいりますが、
お友達と一緒だと安心です。
また、おでかけの予定を作ることで着物を着るモチベーションもあがります。
④ちなみに、着物友達はどこで見つける??
私の場合は幼稚園の進級式で着物を着ている友達がいて
着物を着るんだとわかりました。
ですがそういう機会がないとわかりにくいですよね。
着物屋さんでナンパするという強引な方法もありますが、
難しいですよね(^^;)。
着物を着ている人と友達になりたいわけではなくて、
友達として仲良くしたい人が着物を着ているというのがいいですよね。
ということで、探し方は「着物に興味がある!」と
いろんなところで口に出すのがいいと思います。
意外と着物を着たい人はたくさんいると思います(^^)。
またはSNSで探してみてもいいんじゃないかと思います。
SNSなら内面もわかるので、気が合うかどうかもわかります。
着物や小物はどこで買うのがおすすめ?
着物のいいところは、いつまでも着られるところだと思います。
いつまでも着られるので、中古品でも全然大丈夫。
選択肢をいくつかあげてみます。
①古着屋さんに行く。ワンダーレックスやたんす屋さんなど。
古着屋さんで素敵な着物や帯が見つかります。
どれがいいかわからないと思うので、誰か着物に詳しいお友達に
一緒に来てもらえるといいですね。
茨城にはワンダーレックスという、着物のほかに中古品全般を扱っているお店、
たんす屋さんという、着物の専門店があります。
関東と中部の一部にあります。
こちらは全国展開しているようです。
何度か行きましたが、お店の方がとても親切でした。
また、アンティークの着物が好きな人は
アンティーク着物を専門に取り扱っているお店がおすすめです。
②知り合いや身内にもらう。
親や親戚のかたが持っていて、くれたりします。
着物は受け継いでいけるのが魅力的ですよね。
私も母が着た着物を着ると感慨深いです。
③新品を扱うお店で買う。
これは、初心者の頃はまだいいかなと思います。
というのも、最近は少ないと思いますが、
お店の中にはノルマ達成をお客さんが似合うかどうかよりも優先させるところも
あるみたいなので・・・。
まったくの初心者にローンで買わせるお店とかは
やめておいたほうがいいと思います・・・。
(初心者の人にローンで着物を買わせた後、従業員同士で
「ノルマ達成、ばんざーい!」と裏で喜んでいたところもあるそうなので・・・。
ノルマ達成はいいのですが、本当にお客さんのことを思ってすすめたのかなあ??)
ただ、自分が着物に慣れてきて、
ある程度余裕もでてきたら、新品を扱うお店でも購入したいなと思います。
着物文化はとても素敵だと思うので、
それがずっと続いていってほしいのでできれば協力したいです。
④メルカリで買う(当たり外れあり)。外さないコツも。
最近は、メルカリでも着物や帯を売っています。
私も着物や帯や小物を何度か買ったことがありますが、
当たり外れがありました。
「着用には適しません」と書いてあっても、
実際には全然大丈夫で、卒園式や入学式に着ていったものもありますし、
「これ、お金を出してゴミを買ってしまった気分・・。」となるような、
文字通りどうしようもないものもありました。
(着られないほどくたびれて汚れていたり、においがキツかったり)
そこで!
メルカリで着物や帯を買うときに外さないコツを書きますね。
それはずばり、
「評価を確認すること」
です。
メルカリでハズレのものに何度かあたりましたが、
もちろんそれを評価には書きません。
だって説明文通りだからです。
ですが、説明文に「着られません」って書いてあっても、
実際は十分着られるものが届いたら、
「実際には普通に着られました!」と評価します。
なので、それを探します。
説明文にいくら「中古品なので基本的に着用に適しません」と書いてあっても、
それが本当にそうな場合と、念のため一応書いてある場合があります。
なので評価文を確認します。
「実際には着られるものが届きました!」と評価してある
人の売っているものは、着られるものが届きました。
メルカリで着物や帯や小物を探すときに
ぜひ参考にしてみてくださいね。
着物を着るには何が必要?予算は?
着物を着るのに必要なものはこちらです。
長襦袢まで
長襦袢とは着物の下に着るものです。
着物用下着(なくてもいいかも?)
補正タオル(必要に応じて)
補正タオルを結ぶヒモ
長襦袢
長襦袢を結ぶヒモ
半襟(長襦袢の襟に縫い付けます。)
襟芯
足袋(最初にはきます)
着物まで
着物
着物に巻くヒモ
コーリンベルト(人によってはなくても)
ベルト(着物がくずれないように。もしくはだて締め)
帯
帯
帯板
ヒモ2本
帯枕
帯揚げ
帯締め
草履
鞄(和服用でなくても大丈夫)
以上です。
ほかに着物を干すために着物ハンガーが必要です。
予算は、2万円もあれば多分そろうと思います。
自分で着物を着る方法。必要なのは「気合いと思い込み」。
いよいよ、自分で着物を着る方法です。
自分で着物を着るのに、何より必要なのは「気合いと思い込み」だと思います。
私も1人で着物を着るとき、途中でくじけそうになりましたが、
「昔はみんな普通に着てたんだし、絶対に1人で着られるはず・・!」と
自分をふるいたたせていました。(そして着ることができました。)
着物は、ネクタイと同じだと思うんです。
ネクタイって、私自身は締められないし、締めてあげることもできないのですが、
あれ、結構ややこしくないですか???
ですが、男の人は普通にみんな締めている。
初めて結ぶときも「みんなできているんだし、できないはずがない」という
マインドでやっていると思います。
その「できないはずがない」という思い込みが大事なんじゃないかと思います。
できれば普段着も着物にしたい。
これは、前から書いているのですがまだ実行できていません。
ですが、普段から着物、ステキですよね〜。
将来誰かを巻き込んでやりたいなと思います(^^)。
(誰かを巻き込みたいのは一人だとモチベーションが保てないから・・・。)
知識がないと着物が着られない???
着物って、「間違ってたらどうしよう??」というのが心配ですよね。
以前、着物警察についての記事を書きました。
私の考えとしては、
基本的に図書館で借りられるような初心者向けの着付けの本を読んでおけば
大丈夫だと思います。
卒園式や入学式の帯は二重太鼓、小紋はNGなど、
知っておきたい最低限の知識が載っています。
また、着物は季節によって厳しい縛りがあるそうですが、
そのルールが決められたときと今では気候が違うし、
そもそもそのルールも歴史があるわけではないし、
なにより着物は着る人が主役なので、自分が快適なように着ればいいと思います。
暑ければ10月でも洋服で半袖を着ますし・・。
ということで、どんどん着ていきましょう!
ちなみに、この記事では着物友達にたくさん協力をあおいでいますが、
やってもらいっぱなしじゃなくてお友達のために何かしてあげることが
友情持続のコツだと思っています(^^)。
以上、読んでいただいてありがとうございました(^^)。