着物

着物警察や着物パトロールって本当にいるの?初心者だけど着物が着たい!

ずーっと着てみたいと思っていた着物ですが、
着物に詳しい友達と仲良くなったのをきっかけに
幼稚園の卒園式で着物デビューしました!

せっかく日本の民族衣装だから普段からもっと着たいなーと思って、
普段着る着物を友達に相談していたところ、
友達が「着物パトロール」という言葉を口にしました。

「この組み合わせだと、帯締めと帯のコントラストが強過ぎって、
もしかしたら着物パトロールに指摘されちゃうかもね〜。」

着物パトロール?

 

私は初心者なので知らなかったのですが、
どうやら「着物パトロール」をする「着物警察」というのがいるらしい・・・?

今回は「着物パトロール」や「着物警察」について調べてみました。

 

目次

 

着物初心者を狙う怖い着物警察(着物パトロール)とは?

 

街中で着物を着ている人にいきなり近づいてきて、
警笛を鳴らす警察官よろしく「違反」を指摘する人たちのこと。

引用:https://www.jprime.jp/articles/-/11899

 

だそうです。

帯を許可なく直したり、着方についてアドバイスしてきたり、
「帯の色が合っていない」と言ってきたりするそうです。

私に着物パトロールのことを教えてくれた友達も
「着物パトロールしている人に
帯締めと帯のコントラストが強すぎると言われるかも・・。」と言っていました。



 

「みっともない」とか言ってくる着物警察って本当にいるの?

 

ですが、私は茨城に住んでいるので、
本当にそんな失礼なことを言ってくる人が本当にいるのかな?と
疑問に思っています。

茨城で着物でおでかけしたことはまだ数回ですが、
一度も嫌な思いをしたことがありません。

(茨城に着物に詳しい人がそんなにいないのかもしれません。)

一度だけ、帯がゆるくなってしまったときに一人で直していたら、
「着付けを教えているんだけど、良かったら直しましょうか?」と
言ってくれたかたがいて、
とても親切なかただな、ありがたいなと思いました。

 

ですが、「着物警察」とは勝手に着物をさわってきたりするらしいです。
普通に考えてそんな人いないんじゃないの?と思いますが、
東京出身の友達はよく着物パトロールを気にしています。

東京にはいるんでしょうか??

そしたらこんなデータを見つけました。

出典:http://status-marketing.com/20190124-3834.html

 

なんと、5人に1人が着物警察に遭遇していました!

都会に着物でおでかけすると、運が悪いと会うこともあるかもしれないですね。

 

着物警察にあったときの対処法。言い返す?

 

着物警察にあってしまったときにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、着物の着方について考えてみました。

 

着物の着方は時代によって変化する。

 

着物の着方は時代とともに変わっていっています。

幕末の女性の着物姿とかを見ると、今とは全く違う着こなしをしていますし、
それより以前はさらに違いますし、
平安時代だと十二単です。

お葬式の服装だって、今では黒が一般的ですが
白が一般的だった時代もあります。

なので、おはしょりは何センチとかのこまごまとした決まりは、
特に意味がないものじゃないかなと思います。

また、「帯締めと帯の色が合っていない」とかの指摘は
完全に好みの問題じゃないかと思うので、気にする必要はないと思います。

左前じゃなければ大丈夫だと思います!

 



 

実際に着物警察にあってしまったら。

とはいえ、実際に着物警察にあってしまって
着こなしについて何か言われたらヘコんじゃいますよね。

それがたとえ親切であったとしてもへこみます。

特に私は初心者で最近着始めたばかりなので、
着物に慣れた人から見たらいろいろと指摘したいことがあるんじゃないかと思います。

実は、先日着物を着た写真をフェイスブックにアップしたときも
「帯締めの高さがちょっと低いですよ。」と指摘をされたのです。

私は打たれ弱いのでこんなことでもへこむのですよね・・。

ですが、言ってくれたかたは親切で言ってくれたのですし、
実際に帯締めは低かったですし、今度からは気をつけようと思いました。

 

それでも着物を着ていること自体えらいと思う。

 

そもそも、私がなんで着物を着ているかというと、
単純に着たいというのもありますが、
せっかくの着物という素晴らしい文化を
もっと広めたいしつなげたい!と思っているのです。

これは、別にだいそれた理由ではないのです。

 

私が小さい頃は祖母はしょっちゅう着物を着ていました。
また、家族も、お正月には両親も私も姉もそろって着物を着たし、
ひな祭りの日も着物を着たし、夏には祖母が浴衣を縫ってくれました。

ですが、いつの間にか祖母も高齢になって着物を着なくなって、
家族も誰も着物を着なくなってしまいました。

 

そんな中、着物に興味を持っているときに
母から着物を譲ってもらいました。

最近のプチプラファッションとは全然違う、
何代も着ることを想定した丁寧なつくりの着物。

その品質自体の素晴らしさに感動しましたし、
この着物を母から譲り受けて私が着て、将来は娘に譲るという風に、
3代にわたって同じ衣服を継承していくということにノスタルジーを感じたのです。

ひとつの衣服をこんなに大事に着られるって素晴らしいし、
衣服が何十年の間持つということ自体も素晴らしいなと思いました。

家族の思い出の着物を受け着いで、それを次につなげていきたい。

着物って素晴らしい!!

 

 

ですが、着物の素晴らしさは今全然理解されていません。

着物は美容室で着付けてもらう特別なもの。
自分では着られないもの。
振り袖は一度だけレンタルするもの。
晴れの日にだけ着るもの。

というイメージが一般的です。

 

これがとても残念だと思っています。

着物は昔はみんな着ていたし、
なんならおばあちゃんは毎日着物だったし、
いい着物は何代と受け継いでいけます。

 

この着物文化がなくなっていきつつあるのが残念だなーと思っていましたが。

そうだ!自分で着ればいいんだ!と思いました。

 

なので、がんばって普段のおでかけとかでも着ようと思いました。

完璧な着こなしじゃなくても、着ているだけでえらいのです!

 

だから、なにか指摘されてへこんでも、
「着ているだけで私エラい!」と思うようにしました。

もちろん親切で指摘してくれた部分は直します。

ですが、指摘を怖がって着物を着ないのはもったいないので
「着物を着ること」を優先させようと思います。



 

結論。謙虚な気持ちは持ちつつ堂々と着物を着よう!

 

というわけで、

「謙虚な気持ちは持ちつつ、堂々と着物を着よう!」というのが
着物警察に対する対処法です。

 

着物を好きに着たらいいとは思いますが、
やっぱり素敵な着こなしは素敵なのですよね。

自分だけがいいと思うのもいいのですが、
やっぱり雑誌とかで素敵な着こなしをたくさん見て、
「自分もいいと思うし周りからも素敵!と思われる着こなし」を目指したいです(^^)。

 

着物を普段着にすると変人とかおかしいと思われる?

 

将来的には普段にも着物を着たいなと思います。

着物を着ると、テンションがあがるのですよね(^^)。
普段から着物を着ることができたらかっこいいなと思います。

 

ちなみに、ヤフー知恵袋で

「ママ友が普段から着物を着ているのですが派手好きの目立ちたがりなのかなあという気がします」

という投稿を目にしました(^^;)。

https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2012/0801/528528.htm

 

このかたはさすがに悪意がありすぎですが、
着物を普段着にしていたら確かに「変わった人」とは思われそうです。

 

ですが、いつかは普段も着物を着るという生活をしたいので、
幸い回りに普段着が着物というお友達がいるので
どんな感じか聞いてみようと思います!

 

自分自身も「うざいお直しおばさん」にならないように・・。

 

着物警察で気になったのが、
「自分自身も着物警察になってしまっていないかな?」ということ。

実は私、ぺらぺらした安っぽい着物を見ると残念でしょうがないのです・・・。

派手な色使いの安そうなレンタル着物を見るたびに
「着物ってこうじゃないのに・・。」と悲しくなってしまいます。

「いいものを大事に着てもらおう」というこころざしがまるでなくて、
あるのは「安く作って儲けたい」という気持ちだけ。

残念だなーと思います。

 

で、こんな気持ちから着物警察になってしまうのかなと思ったので、
気をつけなければと思いました。

人は変えられないけど自分の行動は変えられるので、
自分がこうだと思う着方で着物を着ていこうと思いました!

 

 

読んでいただいてありがとうございました。