松坂桃李さんが出演されている映画「蜜蜂と遠雷」を見てきました。
というのも、前日にテレビで松阪桃李さんが番宣で出演されていて、
とってもかっこよく番宣されていたんです(^^)。
目次
- 簡単なあらすじ。
- 登場人物/キャスト。松岡茉優が可愛かった!
- 馬と雨の意味は?亜夜はなんで復活したの?
- コンクール本選はなんであの順位なの?(完全にネタバレです)
- 個人的見所。指揮者厳しい。
- 各担当ピアニスト。
- みんなの感想。原作ファンからは厳しい声。
- 原作にはスピンオフがあるらしい!
- 原作者恩田陸さん。
簡単なあらすじ。
若手の登竜門という位置づけのとある国際コンクールに
各参加者が集いました。
かつて天才ピアニストと言われながら、
母の死以来、ピアノがひけなくなってしまった栄伝亜夜。
楽器店勤務で妻子持ちのサラリーマンピアニストで、
年齢制限最後の年にコンクールに挑む高島明石。
亜夜と小さい頃一緒にピアノを習っていて、
今はアメリカでピアノを学ぶマサル・カルロス・レヴィ・アナトール。(コンクール大本命)
正規の音楽教育も受けず、自宅にピアノすら持っていないけれど
かつての天才ピアニストの教え子、風間塵。(実家が養蜂家)
出典:https://mitsubachi-enrai-movie.jp/introduction.html
左から、亜夜、明石、マサル、塵。
亜夜はかつてのトラウマを乗り越えるために、
明石は「生活に根ざした音楽」が通用するということを証明するために、
マサルは自分が思う音楽を実現するために、
塵は亡くなった巨匠ピアニスト、ホフマンに送り込まれて
コンクールに挑みます。
(こう書くと塵だけ主体性がない感じですね・・・。)
明石以外の3人は天才という位置づけ。
各天才と、努力の明石がどう影響し合って
それぞれの課題を乗り越えるかが鍵となります。
ちなみに、映画の最初はひたすら音楽です。
クラシックの素養もなく、原作も読んでおらず、連日寝不足だった私は
映画の最初の頃、何度も寝落ちしかけました・・・。
(後半からはおもしろかったです!)
登場人物/キャスト。松岡茉優が可愛かった!
登場人物とキャストです。
栄伝亜夜(松岡茉優)
出典:https://mitsubachi-enrai-movie.jp/cast.html
本当にかわいいですね!
ピアニストのピュアな感じがよく出ていると思います。
前半のふわふわした不安定な感じと、
トラウマを乗り越えてからの強い感じのコントラストがとても良かったです。
高島明石(松坂桃李)
出典:https://mitsubachi-enrai-movie.jp/cast.html
前作では体を売る役を演じた松坂桃李ですが、
今回は完璧に普通のサラリーマンを演じられていました。
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)
出典:https://mitsubachi-enrai-movie.jp/cast.html
名前が長いですね!
栄伝亜夜とは「まーくん」「あーちゃん」と呼び合う仲です。
自分の音楽をやりたい彼はよく師匠から怒られています。
風間塵(鈴鹿央士すずかおうじ)
出典:https://mitsubachi-enrai-movie.jp/cast.html
新人さんです。
なんでも広瀬すずがスカウトしたそうです。
なので名前に「すず」がついているんだそうです。
新人とは思えないほど役にはまっていました。
嵯峨三枝子(斉藤由貴)
出典:https://mitsubachi-enrai-movie.jp/cast.html
今回のコンクールの審査委員長。
自身も有名なピアニストで亜夜にアドバイスをします。
ナサニエルとは英語で会話をしています。
英語が残念という意見がありましたが、
全然そうは思いませんでした!
ナサニエル・シルヴァーバーグ(アンジェイ・ヒラ)
出典:https://mitsubachi-enrai-movie.jp/cast.html
審査員の1人でマサルの師匠。
スピンオフによると、三枝子と昔恋仲だったそうです。
小野寺昌幸(鹿賀丈史)
出典:https://mitsubachi-enrai-movie.jp/cast.html
コンクールのオーケストラの指揮者。
世界的に有名だけど厳しい。
「コンテスタント(コンクール参加者)に合わせたレベルの低い演奏はしないように!」
との発言が印象的でした。
田久保寛(平田満)
出典:https://mitsubachi-enrai-movie.jp/cast.html
ステージマネージャー。
亜夜がピアノをひけなくなったときのことも知っていて、
亜夜を気にかけています。
個人的にこの俳優さん好きだなと思いました。
馬と雨の意味は?亜夜はなんで復活したの?
この映画、最初から馬が突然出てきます。
雨の中を走る馬。
その後も要所要所で出てきます。
雨の中を走る馬はどうして出てくるのでしょう??
亜夜はコンクールの本選に進んだものの、リハーサルで曲がどうしてもひけません。
自分はピアノを楽しむことはもうできないんだと絶望して、
コンクールを棄権して去ろうとする亜夜。
そのとき、降りしきる雨の音に昔の記憶を思い出しました。
トタン屋根に落ちる雨の音を馬のギャロップだと感じ、
世界中にあふれる音楽を感じていたこと。
亜夜は自分の音楽の原点に気付いたとき
トラウマを乗り越えることができました。
そこからの亜夜(松岡茉優)は本当にかっこ良かったです。
コンクール出演のために黒いドレスを着て登場したときには、
スイッチが入って完全にゾーンに入っていました。
実際の演奏も素晴らしく(松岡さん本人ではないですが)、
この演奏を聴くだけでも映画館に見に行った甲斐があると思いました。
本当に素晴らしかったです。
CDも買おうかな。
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コンクール本選はなんであの順位なの?(完全にネタバレ)
で、映画を見ていて気になったのが順位。
映画しか見ていないとあの順位は納得できないのですよね。
ネタバレしてしまうと、マサルが一位、亜夜は二位です。
なんで??
亜夜が一位じゃないの??
映画では亜夜を主人公のようにしてしまったので
ここに違和感が生まれたのかなと思いました。
原作を読んでみたいです!
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個人的見所。
指揮者が厳しい。
個人的な見所です。
登場人物の紹介のところでも出てきましたが、
指揮者(小野寺・鹿賀丈史)が厳しい!
出典:https://mitsubachi-enrai-movie.jp/cast.html
オーケストラのフルートとなかなか合わせられなくて苦労するマサルですが、
「レベルの低いコンテスタントに合わせなくていい」と
演奏を変えない小野寺。
マサルは全然合わせられなくて苦労しますが、
本番直前に亜夜が時間がない中手伝い、合わせられるようになりました。
印象的だったのがそのときの小野寺とフルート担当奏者のようすです。
「良かったね」という感じで、マサルに対してにこやかに微笑みかけるのです。
これを見て、「意地悪で厳しくしていたわけじゃないんだな(当たり前か!)」と
思いました。
「レベルの低いコンテスタントに合わせなくていい」という言葉の
本当の意味がわかりました。
ステージマネージャーの演技がうまい。
出典:https://mitsubachi-enrai-movie.jp/cast.html
平田満さん演じるステージマネージャーの演技がうまいなと思いました。
個人的にこういう役者さん大好きです。
演技がうまい脇役キャラが好きなのですよね。
ほかにも笹野高史さんという俳優さんも好きです。
(この映画には出演されていないです。)
出典:http://www.granpapa.com/actor/?name=sasanotakashi
各担当ピアニスト。
この映画は音楽も本格的です!
主人公4人に各担当ピアニストがついて、演奏しています。
私は音楽に詳しくないんですが、
詳しい人によると「ちゃんと役柄の通りの演奏をしている」んだとか。
すごいですね!どれも聞いてみたいなと思いました。
栄伝亜夜/河村尚子
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高島明石/福間洸太朗
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マサル・レヴィ・アナトール/金子三勇士
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風間塵/藤田真央
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CDがそれぞれの役者さんごとに発売されています!
どれか一つ買うとしたら栄伝亜夜だなと思いました。
最後の演奏に感動したので・・。
みんなの感想。原作ファンからは厳しい声。
ほかの人の感想を見てみると、原作の愛読者から「2時間にまとめるのは厳しい」
「はしょりすぎ」「心理描写が描かれていない」などの厳しい意見が見られます。
原作に思い入れがあるだけに物足りないと思ってしまうのかもしれないです。
私は逆に映画を見て原作を読んでみたくなったので、
映画に描かれなかった原作部分をたくさん楽しめそうです。
原作にはスピンオフ(祝祭と予感)があるらしい!
ちなみに原作にはスピンオフがあるそうです!
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斉藤由貴演じる三枝子と審査員ナサニエルの若き日の恋の話や、
ホフマンと風間塵との出会い、コンクール課題曲「春と修羅」の誕生秘話などが
描かれているそうです。
原作を読んだらぜひ読んでみたいなと思いました!
原作者恩田陸さん。
原作者恩田陸さんは女のかただそうです。
なんとなく男の人かなと思っていました。
この作品で直木賞と本屋大賞をダブル受賞されたそうです。
すごいですね!
以上、映画「蜜蜂と遠雷」の感想でした。
映画でよく出てくる馬や雨は
「世界は音楽であふれている」という亜夜の音楽の原点を表していました。
予備知識なしに映画を見に行きましたが、
とてもおもしろかったです。
もう一度見たいぐらいです。
また、原作もぜひ読んでみたいなと思いました(^^)。